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練習を科学するに関するページです

『練習』とは

ギターに限らず、楽器やスポーツなど何かを習得するために必要な『練習』。
『練習』とは特定の行動をより能率的に行うために、あるいは特定の習慣を形成するために一定の行動を反復して行うこと、、と辞書にはあります。
『練習は嘘をつかない』この言葉はギターを弾いている方なら誰にでも当てはまります。
そうです、、、練習をしなければ絶対に上手くならないのです。
一定の行動を反復して行うこと、、反復練習はギター習得のために当たり前に必要な練習方法ですが、、、。

『ホメオスタシスを利用する』

まずは『練習を習慣づける事』から始めなければなりません。
それにはまず『ホメオスタシス(恒常性)』を上手に利用しましょう。
ホメオスタシスとは生物が内部環境を一定に保とうとする傾向です。
分かりやすく言うと生活環境や体の状態を一定の状態に保とうとするいわば我々が生命を維持するために大切な心(脳)の働きです。
何か新しい事に挑戦しようとするときに初期段階においてあきらめてしまういわゆる3日坊主が起こるのは『昨日までそんな事をしなくても無事に生き てこれたからそんな事をするのは止めようよ』という生命維持のための急激なブレーキが脳からかかるためです。
生命維持のための『安全装置』とも言えます。
ダイエット、新しい習い事、等になかなか踏み出せない、または長続きしないのもこのホメオスタシスの働きからです。
なので脳がこれは自分にとって必要な事と思うまで根気よくギターを弾かなければなりません。
弾くというよりまずは『手に取る』ということでしょうか。
そうです。
生活の一部にしてしまえば良いのです。
一旦ギターを抱えてしまえばしめたもの。
数分で練習に入り込む事が出来ます。
まずはギターを弾く事を習慣づける事から始めましょう!
すると『脳』は『わかった、お前はギターを弾くんだな、それはお前の生活に必要なことなんだな』とギターを弾く事を生活の一部として受け入れ始めるのです。

疑問を持って『練習』する

私たち日本人は我慢強く根気よく忍耐の民族です。
忍耐強く待てる事はすばらしいことではありますが『練習』も『耐える練習』になってしまっていないでしょうか。
何の疑問もなく基礎練習を繰り返し決められたメニューをこなす。
『基礎練習大好き!メカニカル大好き!これをやらなければ始まらない!』こういうギタリストは日本人には非常に多いとおもいます。
でもちょっとまって!その基礎練習をすることによって何か目に見える効果が出ていますか?
確実に上達していると感じることが出来ますか?
もしあなたがそう感じることが出来ているならばあなたの練習方法は間違ってはいません。
しかし大抵の場合半年から一年で基礎練習の効果があまり出てこなくなります。
それは体が慣れてきてしまうからです。
常に疑問を持って練習することは上達において非常に大事なことです。
『今は何の練習をしているのか』『この練習方法で間違いはないのか』『体の何処を意識して練習しているのか』
『音楽的にはどうなのか』、、、等々客観的に練習を見ていくことであなたの練習は2倍、3倍と効果的なものになるでしょう。

プラトー期

頑張って頑張って練習しているのに効果が出ない、、、。
誰もが通る言わば『スランプ』の時期を『プラトー期』と言います。
初期には面白いほど上達を感じられたものがしばらくするとまったく感じられなくなり停滞期に入ります。
『プラトー期』こそ練習を見直すチャンスと捉え今までやってこなかった(避けてきた)練習や小さな改善等を見付け出し落ち込むことなく前向きに練習しましょう。
この期間はあなただけに訪れるものではないのです。
一流のプロ、野球で言えばイチロー選手にも訪れているのです。
イチロー選手はこの『プラトー期』にソックスの履き方を変えたそうです。
すると今までとは違い驚くほど動きやすくなったためパフォーマンス改善の糸口になったといいます。

毎日少しずつコツコツと。一番難しいことですが楽しみながらギターを弾ける喜びをかみ締めながら練習に励みましょう!


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